私には『腹の中の自分』と『頭の中の自分』がいる。
私だけではなく、“人間”共通なのかもしれない。
この二人が、この世に産まれた時には同じ人格なのに、そこから過ごす環境によって『頭の中の自分』が、別人格へと変化してしまう。
子供の時の親からの言葉、親の価値観、保育園、学校の先生、友達・・・
そして
“自分がこの世に産まれる時に設定してきた道”
これも外せない要因だと思う。
そして大人になり、この内なる二人の人格差に、人は悩むのではないだろうか。
産まれた時から変わらない、本来の自分である『腹の中の自分』が、私を駆り立てる。
しかし、“こうでなければならない”で形成された『頭の中の自分』が、それを抑える。
『腹の中の自分』は、ずっと無視され続ける。
『腹の中の自分』はそれでももがくのだけれど、『頭の中の自分』は強いのだ。勝てない・・・
そんな二人の葛藤の時、“人間”はどう感じているか。
“自分は今のままではダメだ。もっと成長しないと・・・。でもなんだか心がモヤモヤする・・・”
こんな感じかな。
『腹の中の自分』は、自分の声を聞いて欲しくてもがいてるから、“何かモヤモヤ・・・”。
『頭の中の自分』は、『腹の中の自分』を抑えきれてないから、もっと鍛えて抑え込まないと!と、“もっと成長しないと!”になる。
本当の“私の”幸せって、『腹の中の自分』の声を聞いて動いている時なんだよね。
だから、『頭の中の自分』を壊して、『腹の中の自分』に寄り添えるように再構築が必要。
そして内なる二人の人格が再統合されていく。
人が成長したい(変わらなきゃ)と思っている時は、一度自分の内側を見る必要がある。
その思い、何から来てるんだろう?
『今の自分の足りなさ』から来てるのであれば、やることは、『頭の中の自分』を再構築すること。
再統合されてからの成長欲求は、『今のままでもいいけど、楽しそうだから、別の世界も見てみたい❗』という感じかな。
『今のままでもいいけど・・・』がカギ。
『今の自分の足りなさ』から起こす行動には、終わりがない。上には上がいる。いつまでも自分を満たすことができない。
だって、本当に“満たされたい”と思ってる場所はそこじゃないから。
人生で一番大切なことって、自分は何を持っているかではなく、変わってしまった人格の“再統合をする作業”の部分なのかな・・・
『生きる』ってそういうことなのかな・・・
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