自分が何者であるかを知ること

私がこれまでに経験してきた苦悩は、


『自分が何者であるのか分からなかったこと』

『それ故に、自分と同じ種類群に所属できなかったこと』






人は所属する群がある

外見はみんな同じ ”人間” ではあるが、

種類がある


自分の欲だけをひたすら追求したい

自分が飛び出るより周りと同じでいる方が心地いい

自分の世界だけで生きたい

・・・・

などなど



これを解りやすく

人間の種類=動物の種類

で例え、私の過去と照らし合わせてみた



私はサルの姿で産まれたのに、

自分では自分の姿を見ることが出来ず、

『自分はサルである』

という事実に全く気付かず35年間過ごしてきた



そしてそれが拭い去ることのできない孤独感

を抱えて生きることになった原因であった




学校生活で、多くの人は自分と似たような種類の動物たちと群れて過ごしている

ウサギであれば、

同じウサギを見つけるか、

モルモットなど

同じくらいの大きさで、肉食でない種類の動物達



みんな、

なんとなく合う、合わない、

攻撃されそう、されなさそう

など、自然と感じ取って群れているのだろう

(私はこれが出来なかったから推測でしか話せないが)



でも私は全くそういうことが分からず、


自分はサルなのに、

肉食動物の群れを見つけたら入りたくなってしまい、

群れに入るが、

見事に食われそうになり、群れから追い出される




今度はウサギの群れを見つけたから入りたくなる

しかし、みんな逃げる・・・

????

あれ?入れてもらえなかった???

ウサギからしたらサルは体も大きいし動きも早いからビックリしてしまう




このように、

数年に渡り群れを転々としていたのだ





なんで???

どこ行っても入れてもらえない!!!!!

なんで???

寂しいよ・・・






クラスの中にサルの群れがあったかもしれない


しかし、自分がサルだと気づいていないので、

素通りしていたのかもしれない





そしてサルとして生れてから35年、

いっぱいもがいて、

いっぱい考えて、

いっぱいの人に出逢い、


やっと

『自分はサルである』

ということに気づけた



それからは

『私はサルだから!』

と発信するようになった


そうすると、

不思議とサルの群れに出逢えるようになった



やっぱりサルの群れは居心地がいい



今度は、

『実は、私はサルなんだ・・・』と、

ウサギの被り物を着ていたサルと出逢い、

ウサギの被り物を着るのをやめ、

本来のサルとして一緒に群れに属する人も現れた





私は性格上、

被り物を着ることに耐えられ無い為、

(閉所恐怖症かな?(笑))

このサルのまま違う群れにアタックし、

はじかれてきた




しかしある程度、

被り物で生きるのは本当は嫌だけど、

被っていることはできる人

は、この世に多く存在すると思う


少しの違和感、葛藤はあるけれど、

流して、流して、無視して

生きていくのだろう




私はそれが無理だったために、

苦しさは大きかったが、

その分、

本来のサルとして生きる道に行けたのだと思う




自分が何者であるのかを知ることは、

その後の人生を大きく変える力があると

私は思う

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