何をしても、何を言っても怒る

娘が言ったとおりにやったのに、

娘の質問にただ答えただけなのに・・・・

だけど、怒り出す

大人でもいるね、こういう人。

結局、何をしても、何を言っても、

文句しか出てこない。

よ～く観察していると、見えてくる。

“あぁ、この人、口ではこう言っているけど、本当に欲しいもの、それじゃないんだね”

って見えてくる。

口に出したものしか見ていないと、気づかない。

「あなたがこうやって言ったからこうしただけなのに！」

ってこっちも怒れてきちゃう。

思い出したのが、

最近母が私に昔の気持ちを話してた時の言葉。

「あなたとどう接すればいいのか分からなかったわ～。何か言うと文句が返ってくるし、かといって無視すれば怒るし・・・」

そりゃあ、嫌になるよね。

「どうしたらいいのよー！(怒)」

ってなるよね・・・(^ ^;

でも、その時の私が欲しかったものは、

私の口から出た言葉の『適切な対応』じゃなかったんだ。

私が言ったとおりにお母さんが動いてくれる。

私が言った言葉に、社会性を欠くものが混じっていれば訂正する。

そういうことじゃない。

どんなに理不尽で、どんなにわがままな意見でも、

それでも全てを受け止めて包み込んでくれる『安心感』だったんだ。

学校で疲れて、不安になって、

家に帰ると止めどなく溢れるイライラした感情。

自分では、自分自身に何が起こっているのか分からない。

けれど、溢れ出る感情。

本当に欲しかったものは、

そんな、ぐちゃぐちゃな感情をぶつけても、

「ここではぶつけても大丈夫だよ。受け止めるから。」

って、受け止めてもらえる場所。

でもそれって、お母さん自身に余裕がないと難しいよね・・・

今ならわかるよ。

お母さん業って、

自分自身のメンタルを整えることが最優先事項だと、

常々実感させられる。

私は娘をギュッと抱きしめ、

「そうなんだ～。〇〇して欲しいんだね～。でもちょっと難しいかも・・・」

そうやって娘と話していたら、

だんだんと娘の顔が明るくなってきて、

私が断った要求を自分でやってみようと決心した様子。

『受け止める』パワーってすごいなぁ～(*^ ^*)。