先日は
『SONG'S NAGOYA オーディション 2019』の第3次審査1日目だった。
納得のいくステージではなかった。
自分の内から湧き出るものだけで歌い上げることが、最近は出来なくなっている。
成長の証なのだろう。
最初の頃はただ舞台に立つだけで自分を思いっきり解放でき、
それが嬉しくてしょうがなかった。
でも今はそれだけでは満足いかなくなっている。
しっかりと自分の出したい声が出せているかに捉われ、
歌の世界に没頭できない。
今回はどっぷりと音楽に浸って、音を感じることを楽しむことをやってみようと行動してみたが・・・
本当は、もっと、もっと、心も体も自由になりたい!
そう思ってもすぐにできる訳ではなく、
まぁ、時間と経験が解決していくのだろう。
そんな予感がする。
私はこの挑戦に上記の他にもミッションを課していた。
それは、
『人と闘わないこと』
オーディションという勝ち抜きの場で、
自分をブラさずに、自分の内側だけに集中すること。
先日の第3次審査1日目、
オーディションともなると、
「名古屋・東京で歌ってます!」
「ストリートで歌ってます!」
など、経験をたくさん積んでいる人達も多くいた。
リハーサルでみんなの歌を聞いていたが、
“すごいなぁ~” と思う子達がたくさん。
それでも『今の時点の自分を受け入れてあげよう』と自分に言い聞かせていました。
本番になり、自分の番が近づいてきたので楽屋に行くと、
一人の男の子がいました。
彼は、「僕も同じ理由でこのオーディションに参加したんだけど・・・」と話してくれました。
私は最初の自己紹介の時、
「第3次審査までこれば、タダで3回もステージの上で歌えるなんて!と思い、参加しました(*^ ^*)」
と言いました。
そして彼は、こう続けました。
「でも、みんながあまりに上手で、場違いな気がしてきて・・・お客さんにも申し訳なくて・・・」
私は、彼にも、私自身にも今必要な言葉を伝えました。
ここは自分の行きたい道の通過点。まだまだ未完成の自分で通るしかない場所。これは誰しもが同じで、他の上手な人は、もう以前にこの道を通ってきているんだよ。だから、今の精一杯の自分を出すことに集中すればそれで良いんだよ。誰かと比べることには、何の意味もない。比べて出てきたものは、自分の内から本当に出したいものと違ってくる。ブレちゃうんだよ。どんな結果であっても、これは必要な経験^ ^。
彼の顔が明るくなり、
「なんだか勇気が出てきた!」
彼はそう口にしてくれた。
その言葉を聞いた時、私は心から嬉しかった。
彼も私も、自分の『ありたい姿』で生ていけれたら、本当にいいよね^ ^。
誰かと比べて自分を評価する(される)ことは、健全な魂の成長という視点では意味を成さない。大切なのは、1年前の自分、昨日の自分と比べて、『今の自分はどうであるか』だけだと思う。過去の自分より、今の自分に成長を感じられるのであれば、ちゃんと前に進んでいる証拠だ。自分を褒めてあげて、そのまま一歩ずつ、一歩ずつ進めばいい。
あと、『頭で分かる』のと、『行動できる』のとは別だ。
行動するには『理解』意外に、『勇気』であったり『楽観性』であったり、他にも様々な要素が必要になる。
大変だけれど、私には『ありたい生き方』がある。
その通過点では、
いっぱい、いっぱい情けない姿で人前に立たなければいけなのだろう。
勇気が出たり、勇気が出なかったり、
それを繰り返しながら進んでいくしかないんだろうなぁ・・・
0コメント