私は昔から人の目が気になって仕方がなかった。
『恥』がかけない。
だから人前で、不完全なうる覚えの踊り、歌を気軽に披露することができない。
思ったことをそのまま言えない。(自分の言動が傍から見ておかしくはないか、頭の中でシュミレーションをしてからでないとダメ)
格好をすごく気にする。
などなど。。。
これら、やめたかった。
しんどかった。
自分の気持ちに素直に、好きなものは「好き!」、嫌いなものは「嫌い!」って
堂々としたかった。
腹に、
"嫌われても大丈夫"
がおちてから、
行動、言動、恰好などが"自由"になった。
まるで背中に羽がはえたかのように、ふわふわ、ひらひら、
気の向くままに・・・
そして罪悪感や後ろめたさも残らず。
気持ちのままに『かごバッグ』を製作し始め、最近気づいたことがある。
作っている時に気になって改善を重ねてきたのが、『細部の見た目の美しさ』。
紐の始まりと終わり方、横から見たシルエット・・・
『美しく』なければ嫌なのだ。
自分がずっと自分に課してきた『美しさ』。
スマートな見た目、言動、行動・・・
これらが生きるのには足かせになって苦しかったが、
自分の身に対しては足かせが外れたが、
自分が作り出すものに対しては、良い面としてこの美的感覚が生かされていると思う。
自分が作り出すものが、イメージ通り、スマートに出来ていなくては納得ができない。
『職人』としては、その"こだわり"が強みになっていく。
今まで自分が"ダメな所"と思っていた部分が、物事によっては強みになることもあるのだ。
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