母としての生き方

ふと、『母親が仕事をする』ということについて考えた。

2児を抱え、ずっと正社員で大企業に勤めてきた。

自分でも気づかなかった心の余裕の無さに、敏感に子供が反応することに驚きを覚えたこともあり、自分の精神状態と、子供(特に乳児)のぐずり度合が密接に絡んでいることも経験してきた。


仕事に奔走する自分って、母親失格なのか・・・

朝、「ママ、ママ」と泣く子を無理やり保育園に預け、子供は幸せなのか?


まあ、子供が二人目ともなると気にならなくなる事ばかりだが(^ ^;)。


『母親』という生き物を、大きく二つに分けてみた。

①仕事をしている母親

②仕事をしていない母親

さて、子供はどちらが幸せか?


考えをめぐらせていたら、この分け方が無意味な事に気が付いた。

母親の精神状態は、この①②で分けられないのだ。

①の母親が自分の事を"幸せ"と思う人もいれば、思わない人もいる。

②も同様だ。


人にはそれぞれ得意分野、不得意分野がある。

"子育て"も家事と同様、得意、不得意と分けられるだろう。

子育てが不得意な人が②の専業主婦を選んだら、これは不幸なことだと思う。

不得意なことに毎日時間を費やさなければいけないのだから。

その逆で、社会に出てテキパキやることが不得意な人に①をやれと言っても、疲労がたまる一方だ。


『母』として追及していくことは、"自分が何者であるのか?"だと思う。

自分は何が好きで何が嫌いか?得意な事、不得意なことは何か?

どう生きたいのか?


子供に一番深く影響する物事は、しつけ、教育でもないと思う。

『母親の生き方』なのではないだろうか。

この影響は、大人になっても心の奥底にひっそりととどまり、無意識に自分を支配してくる程、深い影響力だと思う。


だからその母親が『心がワクワク、生きることが楽しい!』そう思って過ごせる選択が、誰が何と言おうと正解だと思う。

その選んだ道に、会社員、自営業、専業主婦と、ただ名前がついているだけのことだ。


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