働き方改革への挑戦の第1回が昨日開催されました。
詳細は下記リンクをご覧ください。
そこで出会った女性が、企業側という立場で参加してくださいました。
課長級の立場の彼女は、「自分に役職が無ければ何も変えることができない!」
という思いで、がむしゃらに働いてきたそうです。
彼女は、女性社員のキャリア形成の事をとても一生懸命に考えており、
私にはとても刺激的で、自分の凝り固まった考えをほぐしてもらえるいい場となりました。
『企業の男性にもっと参加して欲しい!』
私が本当に心の真で感じた思い。
今回この場に来てくれた企業側の方のほとんどは女性でした。
しかし、日本企業で会社を動かしていける立場の方たちは、圧倒的に男性なのです。
この女性の思いを、男性達と共有していかなければ、女性が働きやすい会社にはなっていかないのです。
この世には半分男性、半分女性。
半分の人間の女性の思いを、もっと聞いて欲しい!
だから、会社を動かしていける男性にももっと参加して、どうか一緒に考えてほしい。私達女性のことを。
私はそれを切に願っています。
以下、昨日の講座で考えたこと↓。
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<企業側の困りごとの一例>
・短時間勤務者の穴埋めの為にパート労働者を雇っており、短時間勤務者と同様の仕事をしてもらっている。しかしパート労働者からは、『勤務時間が短いのに自分よりいいお給料をもらっている』という不満が出てきている。
・出産して短時間勤務になると、上を目指す気持ちが無くなる人が多い。
(企業としては、制度はあるけども、なるべく早く制度を使わずに、周りと同様に働いて欲しい)
どちらの気持ちもわかる。でも、実際に子育て、家事をしながら働くのは、本当に大変。
”私、こんな思いまでして、なんで働いているんだろう・・・”
って思うこともある。
その思いを上回るものってなんだろう・・・
自分の過去の経験、気持ちを振り返り、周りの人の話を聞いて思ったのは、
『今やっている仕事に”やりがい”を感じているかどうか』
なのではないだろうか。
”もっと仕事がしたい!”
”明日会社行くのが楽しみ!”
”仕事が楽しいから、頑張れちゃう”
”仕事をしていると、元気になってくる”
こんな感じ。
この気持ちって、”やらされ感”ではなく、”やりたい感”なんだよなぁ。
受動的ではなく、能動的。
かつて、私にもこれを経験した時期があった。疲れ知らず(笑)。
でもそうは言っても、
『せっかく女性に生まれてきたんだから、女性にしかできない、出産、育児を思う存分味わいたい。』
という価値観も私にはある。
だから、『仕事を頑張りたい』時期と『今は現状維持』の時期が存在した。
私は『現状維持』の時期は育児休暇中であった。だから思う存分子供の成長を感じられるよう、制度のMAX2年を取った。
思う存分家庭に気持ちを向けれた時期があったので、復帰後はすぐに『仕事を頑張りたい』スイッチが入った。
色々な価値観の人間がいる企業の中で、従業員の満足度を上げたいのであれば、選択肢を多くするか、企業の考え方の教育を徹底的にするかしかないのではないか。
企業の考え方を徹底的に教育すれば、その考えに沿わない人は離れていくので、同じ考えの人間が集まる。そうすれば、制度に選択肢はあまりなくてもいいとは思う。
それが長期的に見て企業にいいかは分からないが・・・。
私は企業側が制度を設けるのであれば、使う人に文句を言ってほしくはない。
制度を作ってくれた=企業は許した
のだから、使ってもいいと思う。
でなければ、制度はあっても使いづらい会社になる。それは企業空気が良いとは言えない。
だから、私ははっきりと言ってほしい。
『うちは最低8時間働いてもらわないと、社員とは認めれません。』
そうしたら、私は早くに辞めていたかも(^ ^;)。
でも、雇用主と条件が合わないのだから、当然のことだと思う。
私が”こういう働き方があったらいいな”とそこで考えたのが、
職種変更が柔軟にできる体制。
8時間勤務が難しい人は時短でもいいがパート扱い(時給制度)。
でも、少し頑張れる時期が来たら社員に戻る。
一般職と総合職もそうだ。やる気のある社員はどんどん上がっていける体制が良い。
私の勤めている大企業は、総合職への壁はとても高く、子供を抱えてできるものではない。
総合職で入って出産している人は別だが、一般職から上がるには、相当の覚悟を持たなければやっていけない。(職場によっても全然違うだろうが)
総合職で時短勤務の人も私の職場には数年前に出始めたが、肩身が狭いようだ。
「この時期だけ一般職に戻りたい」と言っていた。
戻っても再チャレンジが簡単にできる柔軟な体制が欲しい。
でも制度に落とし込んでいくには難しいだろうが・・・(^ ^;)
と、色々な思いを感じさせてもらいました。
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