息子へ返す

小4の終わり頃に、息子の勉強がピンチになっていると感じた私は、息子と勉強強化計画を実行した。

私の目的は「勉強って楽しいよ。知ることって楽しいよ。」を伝えたかった。


しかし、だんだん息子に近づけば近づくほど、

”こんなことが分からないの?”

”これ前にやったじゃん!覚えてないの~?”

と、私が不安になってしまった。

だから息子へ投げかける言葉にも変化が出てきて、不安をあおるような言葉を言うようになっていた。


そしてある日、私は爆発した。

”違う!違う!ちがーーーーーーーーーう!!!!!!!!!!

私が息子に伝えたかったことは、こんなことじゃないーーーーーーーーーー!!!!!”


そして息子に謝った。

気づけてよかった。

初めて1ヶ月も経たないうちだった。



子供との距離の取り方をもう一度自分の中で整理をした。

距離が近ければ近いほど、『息子を信じる』ことが困難になっていた。

私はその子育てだけは嫌だった。


学業、テレビ、ゲーム、友達遊び・・・

どんな時間配分がいいのか、日々日々模索。

多分、自分の中で定まっていないんだろうなぁ。

自分の人生も模索中だし。


ある時は、

「20時半までに宿題を終わらせられれば、どんな時間配分でも好きなようにしていい」

というルールを作った。

しかし、数か月して息子に、

「ママ、宿題を朝やったらダメなの?だって、”宿題を出す”が出来るなら、いつやっても良くない?」

と言われ、私は大いに納得。

その次は、

「学校行った朝の時間にやるでもいい?」

学校へ行ってから、しばらくの間、遊ぶ時間があるようだ。

その時間も含め、宿題のコントロールをしたいようだ。

”確かに。宿題を出す時間までに仕上がっていれば、目標達成だなぁ”


こんなやり取りをしていたら、だんだん、分からなくなってきた。

彼の意思を確認すると、”宿題をやらない”という過去の失敗は繰り返さないらしい。

であれば、彼に任せればいいのでは?

私はそう思った。


彼の人生だし。


だから、私は彼に『彼の勉強』を返すことにした。


そして、今度は私が勉強する番となった。

今、必死に厚生労働省のホームページから資料を出して調べたり、

法律の中身を理解したり。

言葉が難しすぎる・・・

自分の感覚だけで生きてきた私には、長ったらしい役所的な文章の意味が理解できない・・・

でも、自分で頑張りたいと決めたから。

こんなブログを書いている暇なんてないのに、こっちに気を取られて勉強が手につかなかった(^ ^;。


自分の人生を良くしていきたいと思って、行動してしょうがない私の姿を、息子に見せているだけでいい。

私はそのスタンスがやっぱり一番心地がいい。

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