昨日は『豊田市働き方改革アドバイザー育成研修 第2日目』のお手伝いに行きました。
2日目は『メンタルヘルス』と『ハラスメント』
企業コンサルティングを行う上で、とても重要で深刻な問題だと感じました。
午前中の『メンタルヘルス』の講義では、
「健康経営」という言葉を初めて聞きました。
『企業の持続的成長を図る観点から、従業員の健康(体と心)に配慮した経営手法』
従業員の体と心の健康を守ることが、長期的な視点で見た時に、企業にとってどれだけの価値となるのか。
どこかで、『職場風土が良い会社(従業員の健康状態が良い)は生産性が高い傾向にある』
という情報も耳にしたことがあったなぁ・・・
そう、講義を聞きながら考えました。
ストレスチェックなどをやっていても、形だけになっている場合も多いのではないだろうか。
導入した部署は、”何でこれをやるのか”、”なぜ必要なのか”を腹に落として導入したとしても、
やっている従業員一人一人が腹に落ちていることが重要だと思った。
やはり、従業員一人一人が『この時代を理解し、自分たちの未来を一緒に考えること』が、
これから企業を大きくしていくのか、衰退させていくのかの別れ道になってくるのではないだろうか。
仕事だけしていればいいのではない。従業員の様々な教育(自分事として考える教育)が本当に大切だなぁ。しみじみ実感。
午後は『ハラスメント』。
こんなの、そこらじゅうで起きているじゃん!
自分も被害者になったこともあるし、気づかないうちに加害者になっているかも。
パワーハラスメントの定義
『同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、又は職場環境を悪化させる行為をいう』
定義で聞いてもピンとこなかったが、事例で教えてもらったら、こんなの普通に周りで起きている事ばかり。
・上司が部下に大声を出す。なじる。不機嫌ゆえに大きな音をたてて威圧する。
・無視をする
・適切な指示を与えない
・
・
・
上司と部下だけではなく、先輩後輩の関係、同僚の中でも強い人弱い人の関係でも同様。
こういうのを聞くと、『これじゃあ何もできないよね・・・』と思われがちだが、
私は、その全ての行為に、
『そこに愛はあるのか』
だと思う。
子育てをしていて感じる。
子供へのしつけ、教育、それらの行為を行う際、
それは
『子供への”愛”からの行為』か?
『自分を周りの批判から守る為の行為』か?
『自分の気持ちを発散する為の行為』か?
『自分が背負いたくない為の行為』か?
相手の為と良かれてと思っている行為も、掘り下げていけば実は自分を守る為の行為だったりすることが良くある。
人間は、相手が発する『自分への純粋な愛』を感じる能力が誰にも備わっている。
どんな言われ方をしても、どんな言葉であっても、そこに『相手への愛』がきちんとあるのであれば、言霊として相手に伝わるものだ。
『相手への愛』がない職場環境が多いのではないだろうか。
どこの職場でも起こっているのが現状。
そして、
”誰かの為に自分の力を使いたい。だから働くのって楽しい。”
そんな誰もが持っていたはずの純粋な気持ちを、だんだんと曇らせていく・・・
最後にはそれを感じないように自らの手で感情を切り離す。
とても悲しい事だと思う。
『愛』の教育はとても難しい。言葉で教えて実行できるものではないから。
でも、『愛』って伝染する。
『愛』を伝染させる人になりたいな。
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