今のモヤモヤをクリアにするヒントを得るため、

私は本棚へ行った。

目が留まった本を開き、目次を見る。

目次を見ると、『今の自分に必要な本』かどうかが分かる。


心がモヤモヤすると毎回行う、私の行動パターンなのだ。




そこで手にした1冊の本。

それは2年くらい前に買った本で、一度も読まずに置いておいた本だった。

アドラー心理学を基礎として書かれている本で、当時、買っては見たものの、

少し読んでも心に全然入って来なかったので、読むのをすぐにやめてしまったのだ。

目次をさらっと眺めると、心にしっくりきた。


数ページ読み進めるうちに、心にグサグサくる・・・

1年半かけて様々な経験をしてきた中で、最近、薄々と自分でも気付き始めた事が

ズバッと指摘されるかのように書いてあるのだ。


薄々気付き始めてはいたが自分ではまだ認めたくなく、あがいている所に、

事実を突き付けられ、心に刺さる・・・


アドラー心理学の中に出てくるとても大切なもの、

『共同体感覚』


集団が怖かった私は、この意味が全く理解できなかった。

経験したことがなかったからだろう。


しかしこの1年半、

共同体感覚で得られた幸福感を味わう機会がいくつかあった。

しかし、持続が出来ない。


やはり、まだ心のどこかで家族以外の場所が、

『完全なる安心出来る場所』

にはなっていないのだろう。



人の心とは不思議なもので、その時の段階で必要な情報しか入ってこないんだなぁ~

と実感した。

この本を買った2年前は、まだこの『共同体感覚』よりももっと手前の学びが必要だったのだろう。

そして今、やっとこの『共同体感覚』について向き合える状態にまで成長した。

心にグサグサとはきたが、向き合えるまでになった自分に成長を感じた。




先は長い・・・

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