本日は『豊田市働き方改革アドバイザー育成研修 第3日目』でした。
午前中は『女性の活躍推進』。
これからどんどん”働き世代”が減少していくことは統計で既に分かっており、
企業はこれからどのように人材を確保していき、成長させていくのか。
人口増加はもう見込めない中、現在”働いていない人”に着目し、その切り口の一つとして
女性(特に子育て中の女性)に注目をし、様々な統計と共に、みんなで頭をひねった時間となった。
その中で私が面白いと思ったデータを紹介します。
①豊田市 生涯活躍部 市民活躍支援課 とよた男女共同参画センター発行の、
『豊田市女性活躍推進計画』の中の
<仕事を持つことについての女性の意識>調査結果
全国数値と豊田市数値の開きに私は驚いた。
A『子どもができたら仕事をやめ、大きくなったら再び仕事を持つ方がよい』
B『子どもができても、ずっと仕事を続ける方がよい』
Aと考えている方は全国では32.4%に対し、豊田市では53%と、育児専念希望者が多い。
そして、
Bと考えている方は全国では45.8%に対し、豊田市では27.8%と、とても低い。
なぜなのか?土地柄?
そのような差が生まれた原因究明を行うのも、おもしろそうだと思った。
②①と同じ『豊田市女性活躍推進計画』の中の、
<夫婦の役割分担に関する考え方と実際の行動>調査結果
”考えている事”と”実際”のかい離が大きすぎて、開いた口がふさがらなかった。
A『家事全般を行うのは夫、妻、共同のどれがよいのか』という問いに対し、
『共同で行うのがよい』と思っている人は65.9%で、『妻』は29.2%に対し、
実際は共同で出来ている人は20.8%で、妻が75.7%行っている。
今度は子育てについて、
B『子育て全般を行うのは夫、妻、共同のどれがよいのか』という問いに対し、
『共同で行うのがよい』と思っている人は80.1%で、『妻』は14.2%に対し、
実際は共同で出来ている人は35.9%で、妻が50.8%行っている。
気持ちはあるのにやれないのが豊田市の現状なのだろうか。
女性活躍を進めることにより、男性側の『やりたい希望』が叶えられていくのではないだろうか。
講師の方が言っていた内容で、
『男女の表現方法の違い』を理解していないから誤解が生まれている職場も多々あるな・・・
と感じたのが、
『男性はこの会社に忠誠を誓うと決めると、文句を言わず、言われたことをこなしていく。
それに対し女性は、会社に愛着を持つほど口やかましくなる。良くしていきたい為に改善案をどんどん提案していく』
そして男性側はこの改善案を『文句』と捉える。
案なにの文句になってしまうには、女性側の”社会における提案方法”の教育不足からくるのではないだろうか。『良くしたい』という思いが文句と捉えられてしまうのは、悲しいことだ。メンタルも下がることだろう。
あと、『子どもが産まれたら仕事をやめて育児専念をする』という女性の想いについて、
自分の中にも脈々と流れている『母としてあるべき姿』像。
それを抱えながら、仕事と育児の両立に葛藤していた自分。
(今も葛藤中かな)
先日、娘が見ているマンガをみて気づいたことがあった。
年長の歳の女の子が見るマンガの主人公達は、だいたい小学生が多い。
そしてそこには必ず母親が出てくる。
その母親達は家事・育児が完璧。
娘が見ていたマンガにも小学生の主人公と、母親が出てきており、
その母親は仕事を持っている。時代だろうか、しかもキャリアウーマン。
「明日の夜は遅くなるから~」と、娘に晩御飯を作って置いていく。
そんなキャリアウーマンのお母さんでも、家事は完璧!
家もきれいだし、晩御飯もしっかりと作る。洗濯物もきれいにたたみ、
家族一人一人の分に仕分けて置いてある。
娘がお弁当の時は、中身も完璧。栄養バランス、見栄えばっちり!
そして、何といっても子供への対応が素晴らしい。
心の余裕が感じられる、大人な対応。
仕事でもキャリアを積み、家事・育児を専業主婦のようにこなす姿。
それを子供の頃から、
『これが母親の姿です』
と刷り込まれる女の子は少なくないのではないだろうか。
と。
午後は『仕事と介護の両立支援』
誰もが、”親の介護は必ず来る”とは分かっていても、実際にどれだけの負担が自分にかかってくるのかは全く想像つかないのが現実ではないだろうか。
現在でも、周りが知らないだけで、介護をしながら働いている人は多いようだ。
私自身、今まで『介護』が身近で全くなかったことや、数年前から長生きの祖母の介護が始まったが、自分が体験していないので、いまいちピンときていない。
周りからの話を聞くと、育児以上に大変な事だとは感じる。
介護をしながら働くことが本当に可能なのか、不安が残った。
自分が介護についてピンときていなかったので、いざ、書こうと思っても、何を書いたらいいのか・・・
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