本人の努力と多様性の受容

昨日の夜、私は娘に怒られた。


お風呂に入り、私が最後だからお風呂の栓を抜いた。

身体を拭き脱衣所に出ると、そこに洗濯物を仕分ける夫がいた。



”あれ?だいぶ前に自分の部屋に行ったよね・・・?

寝に行ったよね・・・?

なんで洗濯物を触ってる・・・???

おや?服装がなんか違う・・・”



私「もしかし、お風呂入ってない????」



夫「俺入ってないよ~」




あー-------!!!!!!





慌ててお風呂の栓をはめた。





お風呂のお湯は半分残っていた。




私「セーフ(笑)」


夫「また俺を忘れちゃったのね~(笑)。セーフじゃないし」





このやりとりを聞いていた娘が私の所へ来て、



娘「ママ、本当にダメだよ!うっかりとか、そういう問題じゃないよ!何でちゃんと確認しないの?!パパがかわいそう!」


夫「もういいんだよ。ママには何度もお風呂の栓抜かれてるから、慣れっこだし(笑)。パパは平気だから」



そう。

私は何度も、夫がまだ入っていないのに自分が最後だと思ってお風呂の栓を抜いてしまう事件を起こしている。





しかし娘は納得いかない様子。




娘「入ったかどうか分からないなら、ちゃんと確認しないとダメだよ!」


私「あの・・・入ったかどうか分からないことなかった場合はどうしたら・・・。今回ママは私が最後だと思ってお風呂に入ったの。だから疑問も湧いてこずに抜いちゃったの。もう無理だよ・・・私には無理だよ~できない~」





夫はとっくに私の特性を受け入れてくれているので、気にせず残り少ないお風呂に入っていった。






夫もお風呂から出て寝にに行ったあと、娘が涙顔で私の所へ来て言った。

娘「ママ、あれからずっとモヤモヤするの・・・」



私は娘がモヤモヤしたことの理由がいくつか頭に浮かんだ。

そのどれなのかを探るため、娘に聞いた。


私「どんな風にモヤモヤするの?」


娘「私が言った後に、ママは『できない』って言ったでしょ。それが何だかモヤモヤして・・・」



なるほどね・・・



私「あなたが『次から起こらないように、こうするといいよ』ってアドバイスしたのに、私がその努力もせず、『ムリ』って断言したことに、『努力もせずに投げだすのっておかしくない?』って思ったのかな?」



娘「そう」



私「そうだよね・・・。私もその辺りをずっと悩んでる・・・。どこまで努力すればいいのか。そしてもう努力は手放して受け入れてもらうことをお願いするのか。」




娘は私の行動を「身勝手」「不注意」そう捉えている。

いつもなら、「もう諦めて~」って自分を傷つけることなく流すことができていたが、ここ数日マイナスモード時期に入っており、日々、自分で自分を傷つける昔からの癖と闘っている時期でもあり、娘の感情が深く胸に突き刺さってくる。

「もう私を責めないで!」そう防衛本能が強くなっていた。




お風呂の栓を抜いてしまうこと以外にも、色々ある。

私はそんな自分をさらけ出し、夫と共有してきた。

苦しかったこと、辛かった日々。

夫は受け入れ、フォローしてくれる存在になっていた。





私はここ数年、自分に何が起きているのか、どういう特徴があり、どう生きていくといいのかを知るために、ずっと観察し続けてきた。



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◆起こる現象◆


・頭に映像が残っているが、その映像の日時が正確ではない。

→【出来事】

夫がお風呂から出てきて身体を拭いている映像が頭に残っていたので、自分がお風呂は最後だと思い栓を抜き出てくると、夫がパジャマじゃない!まだ入っていないと言われ、とび上がる程にビックリする。




・何かに意識を取られると、すぐ前の動作のことが記憶から無くなる

・目で見ていたはずのものが素通りしていく。目で見ていても頭の情報処理が実行されていない。

→【出来事①】

・油断すると目の前の情報世界に深く入り込んでしまい、現実世界に戻ると少しの間、自分が置かれている状況が分からなくなる。

→【出来事②】

夫が早く帰ってきたので、子供の習い事の送り迎えに行くと言ってくれ、送りに行ってくれた。送り届けて家に帰ってきたので、二人でドラマを観ていた。しばらくすると夫が「おっ、そろそろ時間だ」と言った。それを聞いて少しの間、”???何のこと???” と、何を言っているのか分からず、今子供が家に居ないこと、習い事に行っていることをすっかり忘れていた。



・興味がある、ないが激しい

→【出来事】

興味ある分野:人間心理、人間生体

興味ない分野:家での日常生活


常に頭は興味分野の情報処理(気付いたことに対して整合性を検証して独自理論を練り上げている)をしており、しっかりと意識していないと興味分野の思考に飲み込まれ、家族が数秒前に私に対して言ったことを忘れる。頑張って覚えていようとしても忘れることの方が多い。だからすぐにメモをするようにしている。


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などなど。。。









私にとって、日常生活を送るのには結構エネルギーが必要。

仕事ではこのようなことが起こらないよう、常に気を張ったON状態に自然となる。

ONの時の私は上のような状況は起こらない。まるで別人のよう。

しかしこのON状態がベースではないため、家に帰るとOFFモードになり、上記のようなことが起こる。

仕事は大好き。働くことが好きなんだと思う。なぜなら、現実が確実に変わっていくから。自己成長を体感や対価を伴って変わっていく。ゲーム性があって楽しいのかも。

(ゲームはやらないけど。現実が変わらないことに時間を使うのは、私にとって苦痛みたい。)

日常生活に興味が持てないのは、「繰り返し」感が大きくてつまらないのだと思う。





夫は受け入れてくれているが、娘はまだ違う。


私も、

自分の欠けている部分をどこまで努力して補っていくのか、

又は、

欠けている部分はさっさと手放して突出している部分に力を注いでいくのか、

今は迷うこともある。




欠けている部分の努力は大きなエネルギーを使う。

そのせいで突出している部分で力が出せなくなる。

自分が持っているトータルのエネルギー量は変わらないから、配分を変えるしか方法は無い。




欠けている部分について、もう十分に努力してきたつもりだから、

もう、突出している部分に力を注ぎたい気持ちもある。




娘には多様性受容への啓発活動をしていこうかな~


「できる人」からしたら、「できない人」にイラつくんだろうね・・・


でも娘に言った。



「あなたは視野が広く色々やれてしまうタイプだから、ママに対して

『何でこんなこともできないの(覚えていられないの)?!』

ってイラつくんだよね・・・

でも逆に、あなたは苦手だけどママは得意なこともあるんだよ。

それはね、相手に対してイラつかないこと。許すこと。この人、こういう人なんだな~って受け入れること。

私はずっと、このままの自分を許して受け入れて欲しかったと願ってた人間だから、他の人に対して簡単にできるの。

それはあなたにとっては難しいことなんだよね。

でも、そのできない部分を責められたら(相手を許しなさいよ!何で相手を許してあげれないの!)、辛いよね・・・」






お互いに色々なことを感じさせられる出来事となった。


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