子供達はみんなそれぞれ日常で様々な感情を感じて日々成長しているが、
その感情を自分の中で処理することが上手な子と苦手な子がいる。
上手な子はある程度の時間があれば次に進めるが、苦手な子はいつまでも引きずる。
人は『変換機能付き心フィルター』を通して外部の言葉や状況を自分の中に取り入れ、
このフィルターは誰でも持っている。
そしてこの変換機能は 弱・中・強 と、人によって変換の強さが違う。
処理が苦手な子の多くは、この『変換機能付き心フィルター』の変換強さが ”強” になっていると、私は感じる。
ある物事から、実際には起きてもいないし言われてもいないのに、とてつもない連想に変換されて自分の中に入ってくる。
”強”になっているからこそ、処理が大変で、”弱”の子より時間がかかり、”苦手”な分野になっているのかもしれない。
日々、”強”のフィルターから入って来る感情はとても大きいもので、
それを処理するのに多大な労力を費やし、処理をし続けても次から次へと大きいものがどんどん入ってくるので、自分の能力では処理しきれなくなる。
自分でもコントロールできる大きさではなく、自分の感情を自分で持て余す。
心の内ではこのような状況が起きており、処理しきれずに溢れた感情は外へと漏れ出る。
そして外に漏れ出た状態を大人は見て、アドバイスをたくさん言われる。
本人は、心の内は処理できない感情を持て余し困っている所へ、外から
「こういう時はこうするといいよ。ああするんだよ。」
「こうしなきゃダメじゃないの」
「それはワガママだわ」
と、責め立てられる。
親や大人は、
”この子が困らないように”と願って、アドバイスをする。
しかし言われた方は
「今のあなたはダメよ。こうならないと。」
と人格否定されたかのように感じる。
誰しもこのような状況は体感したことはあるのではないか?
自分でも分かっている自分のダメな所を
「あなたのここがダメよ。直さないと。」
と、いつもダメだしされる気持ち。
自分でも自分のダメなところは分かってる!
直せるものなら直したいと、自分でも思ってる!
こんな状況が続いたら、あなたの気持ちはどうなるだろうか?
大人なら逃げることが出来る。言ってくる人から逃げればいい。なるべく接触しないようにすればいい。
でも、子供の場合どうだろうか?
言われる相手が親や先生だとしたら、逃げる道は残されてはいない。
このことに関して、別の切り口からも私は考えた。
私の中に下記二つの大前提がある。
まず一つは、子供は親を選んで産まれてくること
そしてもう一つは、今世で体験したい、レベルアップしたい事は予め自分で決めて産まれてくること
このことを加味すると、
子ども側は、
・フィルターが”強”になっている事は自身で決めてきたことだから、人生をかけて自分で”弱”に修正すること
・もし周りからアドバイスをたくさん言われる環境であれば、その環境も自分で選んだことだから、人生をかけて”自分を許す”こと
親側は、
・自分の理解の範疇を超えた子供が自分の元に来たことは必然なので、”理解できない相手を『信じる事』を学ぶ”こと
だと、私は思う。
全ては必然。
何かしら意味があるのだけれど、過ぎてみないと分からない。
私がこのブログを書いたもの必然であり、読んだ人も必然。
私はそう思ってる。
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Coco+の8/22に、
『あの人、我が子は宇宙人?タイプの違う人とどう付き合う』
というテーマで講座をやります(*^ ^*)
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