あるテレビドラマを見ていて、
私は小6の息子に尋ねた。
「あなたは自分の事が嫌いだと思うの?」
すると息子は頷いた。
その瞬間、私はひらめいた。
『自分の事が嫌い』という感覚は、誰もが持ち合わせているもので、人間のスタートなのではないだろうか と。
私は自分の事が嫌いすぎて精神が病みそうになり、
そして今度は自分を好きになって世界の素晴らしさを体感した。
だから、子供達には自分を嫌いにならないように育ててきたつもりだった。
だが、
息子は自分の事を嫌いになると言った。
『自分を嫌いになる』ところから、『自分を認め(諦め)、好きになる』ことが“生きること”なのでは?と思った。
人間の進化という視点で考えると、
スタートから満足しているものには、進化はない
嫌だからこそ、“何とか乗り越えられないか”、“良くできないか” と試行錯誤し、進化していく
となると、
『自分の事が嫌い』という感覚はDNAに刻まれたものなのかもしれない。
そう、ひらめいた。
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