昨日は社労士試験。
4度目の挑戦。
今回は7月にめちゃくちゃ苦しかった。。。。
お腹も下しまくった。
7月に模試を2回受けたけど、どの問題も頭をかすめるけれど正誤判断がつけれない状態。
判定はC判定。
もう一段階、引き上げないと越えられない壁があることを実感した。
しかし今の自分にとって、精一杯やってきた5年間。
これ以上どうしろというのか・・・絶望的な気持ちを味わった。
私は子供の頃から、興味がある分野と無い分野への集中力の差が激しかった。
今でも、「知りたい!」となると、『食べる』や『寝る』も二の次にして没頭するタイプ。
(子育てをしているので、実際にはできないけれど)
そして興味関心が深くない分野については、実体験を伴わないものは理解や記憶の定着が難しい。体で覚えるタイプ。
(子供の頃、母親から「ストーブの上に置いてあるやかんは熱いから触らないように!」と言われるが、触ってしまう子供。「熱い」を体で感じないと気が済まない。良い言い方をするなら、物事は芯の部分までしっかりと理解したい子。「熱い」とは、どんな感じなのか、人間にとってどのくらいやばいのか、など)
そして、様々な性格診断でも、「情報を深く処理するタイプだから、すぐに答えを出さないといけない環境は不得意なので、ゆっくりと情報を集めて判断できる仕事が向いてる」とでてきて、自分でもそう思う。
それに加え、難しい書き方の日本語長文文章が大の苦手。法律文章なんて、カッコ書き多いし、そんな日本語の使い方しないよ!と思えるような文章表現。慣れるまでに数年を要した。。。
でも試験では、90秒で問題文を読み〇✕判断をし、それを3時間半やり続ける。
何て地獄なんだ・・・自分には合ってない。
無理ゲーをやってるんだよ、私は・・・
合格する人は、元々、国語が得意だったり、
この資格は、「勉強」が得意なタイプの人が挑戦する試験なんだよ。
できない自分への言い訳ばかり出てくる。。。
でもそうやって理由つけないと、続けるのが苦しすぎた。
そして大泣きした。
苦しんで大泣きするのには、理由があった。
これは私にとって、決して離脱できない挑戦だったからだ。
前に進む(合格する)以外に選択肢のない挑戦。
決して他人に強いられたわけでもなく、他人から追い詰められる訳でもない、この自由な挑戦。
しかし、私にとってこの挑戦は
『過去に自分が傷ついていた部分への再挑戦』
という意味が込められてた。
始めた頃には気づかなかった。
ただ、「挑戦してみたい!夢が叶う!」というワクワクだけで飛びついた。
しかし年数を重ねていく中で、「何で自分はこれをやり続けるのか」を、苦しくなる度に、自分に深く問いかけていった。
その中で、この挑戦には別の意味があることに少しずつ気づいていった。
そしてこの意味の方が、『真実』なのだと実感するようになった。
そして同時に、「諦める」という選択肢が存在しないことを理解した。
大泣きしている中で、「もしここで諦めたら・・・」と想像してみた。
更に涙が溢れた。
今以上に大きなダメージをくらうことがリアルに体感できた。
これから先、何かでくじけそうになった時、
” やっぱり。どうせ途中で投げ出しちゃうあなたなんだから、しょうがないよね。あなたの限界はこの程度よね。だって、『あなた』だもん。”
自分で自分に呪いをかける言葉がずっと頭の中で渦巻いている未来が想像できた。
これこそ、本当の地獄・・・
前に進む以外に、道はない。
次の日、
もう、ごちゃごちゃ言ってる時間はない。
今やれる最善を一つ一つやるのみだと、目の前の一歩だけに集中させた。
まずは、しっかりとした記憶の定着が必要。
範囲が広いから、「覚えた所がでなければ何の意味もない」という思いもあったが、
まずは模試で出会ったものから定着させようと決めた。
自分に足りない一歩は何なのか、YouTubeで医学部合格生の勉強方法を探った。
が、圧倒的に勉強の「濃さ」が違うことに愕然。
社労士の合格生のも調べたが、1,2年で合格した人は、
「過去問テキストを1年間に7,8周まわしました」
と言っていた。。。。
自分との違いに、これまた愕然とした。
私は、今年から1年間で2周できるようになったくらい。
それ前までは1周が精一杯だった。
私とこの方達の違いはどこにある?とみていくと、
理解や整理の仕方が違ったり、何よりも大きく影響している点は、1日に詰め込める言葉の量が全く違うということだった。
短期間でいける人は、仕事でその分野に触れているか、消化能力の高い人だということが分かった。
私は1日に処理できる量が少なく、長期間かけて血肉にしていく必要があるタイプということをしっかりと理解し受け入れ、ちゃんと勉強しているのに中々合格に近づけない自分を恥じないことを意識した。
(自分の中で、この部分を「能力がない」と恥じており、プレッシャーになっていた)
そして参考にできる部分は参考にし、試験までの1ヶ月半、出逢った問題がきっと出題される!と思うようにし、不明確部分をしっかりと定着させていった。
もうそれ以降は、気持ちは穏やかになった。
今やれる一歩をただやるだけ。
それで今回駄目なら、また続けてこれをやり続ければいいだけ。
そうすれば、いつかは絶対に合格できる。
淡々と残りの日数はやり続けた。
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【試験当日】
気持ちは穏やかった。
もがいたってしょうがない。
これが今の自分。やれることはやったのだから。
今の自分の実力をしっかりと出すのみ。
足りないのであれば、足りないのが今の自分の状態。受け入れよう。
手ごたえは全く無かった。
でも、ちゃんと記憶を定着させた部分はいくつか出ていた。
直前に目を通した部分も出た。ラッキー!
午後の択一式は時間との勝負が激しかった。
手ごたえを感じられていない中、半分まで解いたところで少し頭の疲労を感じたので、「大丈夫、大丈夫、問題文しっかり読んで精一杯戦おう!ここまで解いたら、一旦トイレ休憩いれようね」と自分に声をかけた。
今年は年金科目を最後に持ってきてしまったので、疲れた頭で複雑な年金科目を解くのと、時間が迫る焦りで集中できなくなってくる状態に、作戦の失敗を感じた。
最後まで何とかしっかりとやり切れたが、毎年、毎年見たことのない問題がたくさんあるような気がして、正直、” この試験、どうやったら受かるの~ ” と軽い絶望は感じた。
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社労士講座を実施している各社が解答速報を出してくれ、
数箇所、会社によって答えが違う部分があるが、今日、答え合わせをしてみた。
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社労士試験は以下の①~④の4つの項目をクリアしないと合格とはならない
正解=1点
<選択式試験>
8科目あり、1科目5問ずつ
①各科目3点以上
(昨年度は、そのうち労務管理の科目のみ2点に引下げ)
②合計25~27点(過去3年間の点数)
<択一式試験>
7科目あり、1科目10問ずつ
(5択が基本だが、個数問題もあり)
③各科目4点以上
④合計44、45点(過去3年間の点数)
ただし、受験者の正解率によって合計点は引上げ、引下げられる
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<選択式試験>
①は、労務管理科目が2点しか取れなかったが、問題が難しかったから、この科目だけ昨年のように2点に引下げられる可能性があると言っている会社もあった
ここが引下げられなければ、この時点で不合格確定となる
これは10/1の合格発表まで、どうなるか分からない
①がクリアできたと仮定して話は進めるが、
②は、28点あったので大丈夫
<択一式試験>
③は、最低科目でも5点は取れているので大丈夫
④は、1問、各社回答が2つに分かれている問題があり、私が回答した答えが正解としている会社もいた
あと、1問、問題用紙にどれを選んだか書き忘れがあり、自分がどの答えにしたか不明
この2問が不正解だったとしたら、合計点が43点なので、微妙。
こんな状態だった。
択一式のマルつけをしていた時、思うように点が取れておらず、
昨年と同じ、④が39点で、完全に不合格だと分かり、少しへこんだ。
不合格にへこむというよりは、昨年から点数が伸びていないことにへこんだ。
点数って本当にどうやったら伸びるんだろう・・・って。
諦めきれず、択一式で点数が低かった科目の回答をもう一度見直してみると、
さっき〇にしてなかった問題が2問。プラス2点だっ!!!
回答がずれて見ちゃってるかも!!!!
と思い、近くにいた娘に読み上げてもらうと、更にプラス2点!
まじかーーーーーー!!!!!!
一気に合格ラインまで点数がきてしまった!!!!!!!!
胸がドキドキし、合格するのか、しないのかのラインまで自分がこれたことに一番感動。
今まで、①や③で不合格がわかってしまうという経験ばかりだったので、夢にまで見たこの状況。
ちゃんとこれてたんだ。
先行き不透明で、身になっているのか、これでいいのか全く分からない気持ちが続いたけれど、確実に登っているんだと体感した瞬間だった。
今の状態は、最終的な結果は10/1の合格発表まで分からない。
こんな夢のような1ヶ月が過ごせることに、幸せを感じる。
これでもし不合格だったとしても、ギリギリのラインまできたことで、
「合格した自分」を鮮明にイメージできるので、もう大丈夫。
まずは勉強から解放された1ヶ月を楽しみます!
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