生きた算数

学校で教えるものは全て社会とつながり、社会で使えるものでなければいけない。

特に義務教育は。(大学の研究分野の人達は別である。)


そして、その理由は、

「なぜ子供は学校に行かなければいけないのか?」

の問いに全て答えがある。



上記の問いに

「子供が学校に行くのは義務化されているから」

という返答をする人も多いのではないだろうか。


教育が無かった時代から『教育』というものが生まれ、それを全ての子供に義務化。

この流れには必ず理由がある。

どうして義務化する必要があったのか。


義務教育で育った日本人が何世代か経過した今、あまりにも義務教育が当たり前の存在となり、『教育』の本来の目的が本質から外れてきてしまってはいないだろうか。


今一度、

「なぜ子供達は学校に行く必要があるのか?」

を、親も含め考えていくことが、より良い質の教育になるように、私は感じる。




ということで、

早速、小6の息子に

「なんであなたは学校に行くの?」

と、聞いてみた。


その答えを聞き、私は安心した。

『子供である自分が学ぶこと』の本質を、

彼は、しっかりと理解してくれていた。

頼もしい。





昨日、子育て日記の方に書いたこの記事→【算数でやっていることの意味

を元に、日常と算数をどうやったら繋げれるかを考えてみた。



色んな条件を全て抜きにして、

”こんな授業があったら面白いなぁ”

と思ったのがある。




『(黒板一面くらいの)大きな紙に色を塗る』

絵具は指定し、


・これ一面に色を塗るにはどのくらいの予算が必要か

・どれくらいの絵具を発注すればいいのか


を子供達に考えてもらう。

どうやってそれを導き出せばいいのかも、全部子供達みんなで考える。

先生は見守るのみ。


もし、誰も思いつかないのであれば、

一つヒント。


上記にリンクを貼った【算数でやっていることの意味】にも出てきた算数の文章問題、

『塀にペンキを塗る。 1 dL で1と4/5 m2 塗れる。何 dL で 2/3 m2 塗れるか?』

の意味をしっかりと説明。

これで何かひらめいてアイデアが出る子がいるか、待つ。

もしアイデアがでれば、どんな道を辿っていくのか、私的にはとってもワクワクする。



これでもでなければ、

もう一つヒント。


A4くらいの大きさの紙に、実際に塗ることを提案。

その時に、絵具をどのくらいの量の水で薄めるかもしっかり確認した方がいいことも付け加えて。






このプロセスを経験していくと、

自然と、

仕事の成り立ちが理解できるのではないだろうか。



もっと発展させていくなら、予算管理も子供達に任せていく。

・使えるお金

・やることの目的(事業テーマ)

を伝えたら、あとはどうするかは全部子供達で話し合い決めていく。


でもこれは、小さい頃からそれに向けた教育を仕掛けていく必要があるので、小学校生活をかけてやっていくことが必要になるだろう。


私立の学校ではこういう教育をやっている学校があるのはテレビで観たことがある。





とまあ、好き勝手に書いたけれど、

まずは家庭でどんな取り組み(仕掛け)ができるのか、

考えてみようかな。


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