立場が違えば、見えていない景色はたくさんある

来年の夏の社労士試験に向け、

日々コツコツと過去問を解いている。



一通りの法律解説をさらっと聞き終え、

(それでも半年以上はかかった)

今は過去問をひたすら説いている。



なんで、法律文章ってこんな読みにくいんだろうか・・・



問題文を理解するだけでも、相当な脳を使う。

だから、毎日、少しずつしか進まない・・・

頭が痛くなるから。



健康保険法、国民年金法、厚生年金法、

の過去問集を一通り解き終え、

今月から、労働基準法に入った。




年金は頭が大混乱しながら苦戦していたが、

労働基準法に入ると、とても楽に、楽しく進められている。

会社員生活17年と結びついているからだろうか。

(労務関係の仕事ではなかったが)



労働者の不利益とならないよう、

賃金支払いについて法律でガチガチ固められ、

就業規則も常時10人以上の労働者がいれば作成し労働基準監督署に届け出ないといけないなど、経営者の人達が背負っているものを、勉強しながら感じている。


先日、私が「ひやぁ!」と感じたのが、

(どんな感覚かというと、ゾッとする感覚と、ウフッとした感覚とが入り混じった感じ)

「寄宿舎規則の作成&届け出」で、絶対に定めいないといけない項目として、

『起床、就寝、外出及び外泊に関する事項』


起床時間まで定めないといけないの!?


でも、

「使用者は、寄宿する労働者の私生活の自由を侵してはならない」

とある。


狭い視野で考えると、矛盾?と思ったけれど、

もっと広い視野で、法律で定められた背景なども考慮し、意味を理解していかないといけないなと感じた。


そこが、私にとって面白いのかもしれない。

読んだ瞬間、

自分が労働者側の立場で強制されているような感覚を覚え、「マジで!」と拒否反応が出る。しかし、もう少し勉強を進めていくと、

「なるほど。そういう人達(私とは違う感覚)もいた場合、これをルールとして決めておかないと、判断するのが難しくなるね。だから『ルールを決めなさい』としてるんだね~」

と、『多様な人達で暮らしていくためにどうしたらいいか』の視点に変えてくれる。




私が会社員で働いていた時は、たくさん不満があった(笑)。

(色々強制されるのが苦手なタイプなので・・・)


でも、こうやって法律を学んでいくと、

経営者側は法律順守をしなければいけない。

また多様な人達の中でのルールだから、時にはやっていることが回りくどく感じるものもある。

でも遵守しないといけない。


労働者側の時には、ただの不満でしかなかったことが、

別の角度からみれる知識をもらえている。



いつか、

労働者側、経営者側、両方の立場を理解しながら橋渡しができるような仕事がしたいなぁ。

相互理解で、みんなが「働く」を幸せに感じられる世界。


まだまだスキルが私には足らんーーー!

それでも、できることから、コツコツしかないね。

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