眠っていた想い

昨日は久しぶりに負の感情を自分の中で感じた。


職場で態度に出さないようにと一生懸命こらえていたが、

少しだけ出ちゃった・・・・

と、帰りがけに自己嫌悪。。。



しかし、もう昔の自分とは違う。



自己嫌悪で自分を傷つけまくるのは、もう違う。

大切なことは、前に進むこと。


冷静に、何が起きていたのか、色々自分の中を探っていくと、

新たな自分の特性や、それの扱い方に気付いた。






私は仕事ではスケジュール管理をしっかりと行っていきたいタイプ。

今は90時間という枠で働いている。

(体力的なものや、まだ扶養内で働く方がいい、勉強する時間も今は必要)



複数事業の裏方を主にやっているので、様々な種類の仕事・納期のものが舞い込んでくる。

どの仕事がいつまでの納期で、どのくらいの時間がかかりそうか。

そして私の出勤日数でどこまで対応できるのか、できないのか等。

そうやって予測をつけながら日程を組み進めていく。



来週は私の中で、一つの山場。

外出勤務が3日連続。

この3日間は多くのお客様と会うので、今までの経験上、多くの人と会うとその後の自分自身の消耗が激しいこともわかっていた。

そんなことも考慮し、外出勤務の3日以外の日の出勤は控えたい。

よって、今抱えている仕事は、来週は進められそうにないと判断し、

今週中にある程度終了させなければならなかった。



そんなスケジュールの中、

二日前に、来週締め切りの仕事が2つ舞い込んだ。

仕事の内容からして、他の人に振ることが難しい案件だった。

どう調整しても今週の出勤予定時間内では納期までには間に合わない。

仕事のスピードを更に上げてみたが、やはり難しかった。

なので本当はお休みの予定だった昨日を、半日出勤することにした。




そして昨日。

フルスピードで仕事を仕上げていったが、目標の個数を完成させるには、時間が足らなかった。


そんな中、楽しそうにおしゃべりをしながら働いている仲間を目にした私の心に、

負の感情が湧き上がってきた。




ダメだ、ダメだ。

この感情にのまれてはいけない!





しかし、次第に脳裏には、

過去の職場で体験した頃の生々しい感情が湧き上がってきていた。




その体験というのが、以下である。


遡ること、数年前~十数年前。

前職場での私の仕事スタイル。



私は仕事のスピードは速い方である。

そして、そのクオリティも悪いものではない。


過去の職場でも、今の職場でもそう言ってもらえるのだから、

そういうことにしておこう。





過去の職場でもガンガン飛ばしていた。

どうしてそのようなスタイルになったかというと、

入社当時、私は車で片道1時間かけて通勤をしていた。

その通勤途中で大渋滞が起こる町がある。

そこを通ってくるので、

朝の大渋滞が起こる前に出勤し、帰りの大渋滞が起こる前に帰宅する。

7時半~16時半勤務をし、残業はしなかった。



残業をしないということは、スケジュールをしっかりと組まないと終わらせることができない。

頼まれものが発生するたびに納期確認、時には納期交渉、難しければ予定の組み換えを実施し、常に優先順位をつけながらこなしていた。


そうしていくと今日一日、どこまで仕事をこなせばスケジュール通りにこなせるのかが見えてくるので、

「今日の目標」として本日中に終わらせる項目を毎朝書き出し、それを全て消し込んで帰れるよう、一日を過ごしていた。

時には一時的な負荷はかかるが、時間短縮ができるよう業務改善も積極的に取り組んでいた。




入社してから、そうやって仕事をこなすのが当たり前になっていたこともあり、

結婚して家が会社から近くなっても、残業せずに仕事をこなしていた。



そしてこのスタイルが一番力を発揮したのは、

一人目の育休明けの時短勤務(6時間)の時だった。



フルタイムの人から仕事を引き継ぎ、

慣れてきた頃には業務改善で作業効率を高め、

空いた時間で仕事のクオリティを高めていった。





「私は仕事のスピードが速いんだ」と最初に知ったのは、

このあと二人目の産休に入るのに、

フルタイム勤務の後輩に仕事を引き継ぎ、

その後輩が数年後に私に教えてくれたからだった。



「他の人から椛島さんは仕事が速いと聞いていたが、6時間で働いていた椛島さんの仕事を引き継いだけれど、とてもこなせなかった」







二人目の育休明けはフルタイムに挑戦して復帰をした。

その時にすごく感じたのが、フルタイムって時間がたくさんあって余裕があるということ。

ちょっとお茶もできるし、トイレも「疲れた~、ちょっとトイレ」で行けてしまう。

何より心理的に余裕がある。

子供のお迎えの時間は決まっていたので、残業は出来なかったが、時短勤務の時より+2時間あるというのは大きかった。

(でも帰ってから必死だったが・・・)


なので、子供のお迎えがない人たち、その後の時間に制約のない人たちは、

どれほどゆっくりと仕事ができるのだろうか・・・とも思ってしまった。


(今思えば、時間の制限が無い中で、自分で「今日はここまでやり切る」と決めないといけないのは、難しいことなのかもしれないとも感じた。)





その後、会社を退職し、NPO法人ブルーバードで学校の働き方改革に携わった時に、

先生達が

「朝、帰りの時間を宣言し、絶対にその時間に帰る!」

という目標を決め実行し始めた結果、

先生方から聞こえてきたのは、

「仕事をダラダラやらなくなった」

「時間通りに帰れるようになった」

という声だった。



やっぱり、ある程度「時間を決める」というのは大切なんだね。


さて、話を昨日に戻そう。



納期に追われてフルスピードでやっている中、

目の前で楽しそうにおしゃべりをしながら働いている仲間を目にした私の心に、

負の感情が湧き上がってきた。



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あぁ、昔もこんな切ない想いを感じたことがあったな・・・。

どれだけ必死にスピード上げて仕事の数をこなしたとしても、

私の稼ぐお金が増えるわけではない。

むしろ逆で、前職場ではフルタイム+残業の人の方がお金貰えてる・・・

そして今の職場は時給制なので、スピードを上げれば上げる程、仕事の数が増え、

単価が安くなっていくような気がする・・・。

悲しい。。。

何でスピード上げないといけないんだろう・・・

バカみたい・・・

人よりスピードが速いことにメリットは無い・・・

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あぁ、こうして心が折れていく(やる気を失う)人、いるんだろうなぁ・・・






そういう想いが溢れる中で、

仲間に

「そんなことしてないで仕事したら?やることいっぱいあるよね。」

と、傷つけたくない気持ちも手伝って、半笑いでなるべく気づかれないよう、

言ってしまった。。。


帰りがけに自己嫌悪。




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その日の夜、その仲間とメッセージのやり取りをする機会があり、

あの時私から言われたことに対して、

「あれは本当にその通りだわって笑えたよ。やることいっぱいで現実逃避したかったのかも(笑)。」

と、教えてくれた。

ホッとした^ ^。


ブルーバードの仲間だからこそ、時には出したくないものが出てしまったことを

後フォローで伝い合えるという関係性が作りやすいことを、幸せに思う。

お互いに物事をちゃんとみて、時には自分の感情とも向き合い、出し合って受け入れ合う。


このことを記事にすることも、ちゃんと了承済みです^ ^。

私がイラついていたのにも気づいてなかったみたい(笑)。

私の中で何が起こっていたのか、「ブログを楽しみ💛」と言ってくれました^ ^。

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さて、話を戻すと、

昨日の帰りには自己嫌悪に襲われた。

しかし、どうしたらその気持ちが払しょくできるのか、もがいてみた。

その感情を無視して無かったことにするのではない。

何が起きていたのか、どうしたら起きなくなるのか、そこを分析する必要がった。





まず、

■今日の私みたいにパパっと仕事を終わらせて帰る働き方を全員がしたらどうなる?

→職場は殺伐とするよね・・・

→でも、賃金を払う経営者は助かるかも。経緯費が少なくて済むから。



■じゃあ、ある程度心の余裕を持って(時にはダラダラしちゃうことも)やっている人がいるメリットは?

→急な仕事を頼みたい時に助けてくれるかも。

→他の人に癒しを与えていることもある。



■どっちにもメリット・デメリットあるね。どう判断すればいいんだろう?

→最終的には経営者がどんな職場をつくりたいのか、なのかなぁ~?



■そんな気持ちにならない為に、時間で計らずに作業量でお金貰えないのかなぁ?

→自分が与える側だとして考えてみると、予測するの難しいね。。。作業量が計算できない。特にブルーバードの仕事は単純作業じゃないから、どのようなボリュームになっていくのか全く分からない。そうなると、やっぱり世間も一緒で、仕事をしている時間でしか計れないんだね・・・。作業時間じゃなく作業量でお金をもらいたいなら、独立して仕事をしろってことだよね・・・。でも私、そんなの耐えられないかも・・・。



■そうやってスピード上げて頑張ってやっることって、本当にデメリットになっちゃうの?

→今までの経験上、デメリットじゃなかったはず。その短期的にはデメリットに見えちゃってても、「頑張ってるあなただから」って見ててくれる人がいてチャンスをくれたこと、色々あったよね。分かってはいるんだけど・・・気持ちがついていかない・・・



■ちょっと前まで適度な雑談や声掛けしながら楽しく仕事できてたよね、私。どうしてできなくなっちゃったの?違いは何?

→・・・・・・。なるほど。そうだ!仕事スピードを一段階上げたからだ!それ前までは周りも見渡して仲間の様子も見ながら、必要であれば声をかけ、そして自分が抱える仕事はテンポよく目標達成して仕事を終わらせ、気持ち良く帰ってた!







自分で認識していない自分の特徴が分かった。

ノーマルスピードでも仕事が速いと言われていたが、私はそこから更に1段階スピードを上げれるようだ。昨日のように。

しかし、それはとても負担がかかり、デメリットが発生してくる。

それが上記のようなネガティブな感情が出てくること。

犠牲感になってしまうこと。


次第に自分で自分の殻に閉じこもるようになり、仲間との関係性も自ら断つようになってしまう。こんなに好きな仲間でも。

そして、勝手に孤立を感じるようになり、自ら居場所を失う結果に。

過去に仕事場だけではなく、色々な場所で繰り返してきた私のクセ。





もう同じことはしない。






私の扱い方として、

『1段階スピードを上げることはできるが、上げてはいけない。』

スピードを得ることはできるが、失うものが大きすぎる。



よって、仕事を頼まれる時に、

「もう1段階スピードを上げればこなせるかもしれない・・・」

と思ってしまうが、

それをやってはダメだと自分をセーブし、ノーマルスピードで見積もりをする必要がある。





帰る直前に、

更に出勤を増やさないとこなせない来週納期の仕事について、

納期が再来週に変更できるのであれば対応可能なことを伝え相談をしたところ、

再振分けをしてもらえ、ノーマルスピードでこなせる仕事量になった。

心が軽くなった。


ちゃんと相談しながら進めるのって、大事だな。

長く働いていくには、やりたい気持ちがあったとしても無理して抱え込まず、

相談をして手放すことも大事なんだと感じた。





また前向きに頑張っていきたいな。




そんな心の整理が、また新たにできた昨日の出来事でした。

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