社会心理学に出てくる『泥棒洞窟実験』。
対立する集団が協力する為に効果的なものは何かを証明した実験。
集団内では解決できず、集団同士が協力をしあわなければ解決できない「上位目標」を与えることが効果的
と証明したのだが、
これは様々な場所で活用できると思う。
学校のクラス運営、会社組織、地域、家族内、
この話を読んでいた時、ふと思った。
”この為に「自然災害」が起きている可能性があるのか・・・”
私は地球人同士が争うことにメリットを見いだせない。
(狭い範囲、短期的、に考えればあるだろうが)
人間も生き物なので、本能として「種を絶やさない事」が根底にある
しかし、技術(学習)の部分が先に大きく発達してしまい、本能を一時期置き去りになってしまう。
人類の進化上、通る道ではあるのだとは思うが。
しかしここ最近、本能の部分がまた精神に影響してきていると感じる。
”便利な時代だけど、これでいいのか?”
またここから、本能と技術を上手に融合させていく人類の進化の時期に入っているのではないだろうか。
さて、話を戻すが、
この地球上では小さい単位(家族や地域)や大きな単位(国)の集団がやはり対立している。
『仲間』と思えば対立はしないが、『仲間じゃない』と思えば対立をする。
対立感情が出るのは発達の上ではごく自然のことだと思うが、そろそろ人類も次のステージに移行する時が来ている。
その対立した集団が協力するには、単なる「交流」では解決しないことを、この実験では学んだ。
協力しなければ解決できない「上位目標」を与えることこそが、人間が『仲間』の単位を広げていくことに繋がる。
それにとても効果的なのが、「自然災害」だ。
誰かのせい(敵)がこの地球人であってはならないのだ。
地球人である以上、加害者への気持ちが湧き上がってしまう。
しかし、地球人ではない「自然」が敵となれば、地球人はみんなが平等に被害者なのだ。
そうすることによって、自然と人類が「協力」へ向かっていくことができる。
誰が設定したのか、本当に自然の事なのか(人類と星との同時進化)、
分からないが、
ふと、自分の中で腑に落ちる部分があった。
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