長い旅路の完結

母の愛を求めて35年。

ついに完結の時が訪れた…

長い旅路だった。

会社の上司やグループ内の女子から感じた辛くて苦しい気持ち。

そこから深堀をしていくにつれ見えてきた、本当の自分の心の苦しみ…

上司とグループ女子の関係を、母と兄に重ねて見ていた悲しみ。

"私はこんなに我慢してきたのに…"

"大切にして欲しい!"

"一番に私の事を考えて欲しい!"

目の前で起きている出来事は、

"上司ムカツク!"

"グループ女子に作り笑顔は出来るけど、心から許せない…"

でも、

ムカツク、怒れる感情=好き、分かって欲しい

その方程式を親友でカウンセラーのOさんが教えてくれた。

Oさんが居なかったら、乗り越えられなかった…

ただただ、目の前で起きている出来事ばかりに心を奪われていただろう…

解決も出来ないままに。

人(魂)は、産まれてくる前に自分で今世にクリアしたい事を決め、いつ誰に出会うかも決めるらしい。もちろん、誰の子供に産まれるかも。

私は信じる。

信じたら、今までずっと腑に落ちなかったことが、ストンと腹に落ちたからだ。

だからOさんに出逢った。

そして「乗り越えたい!」という強い気持ちが更に増していく。

"そろそろ、クリアしようか。その苦しみ、悲しみ、手放そうよ…"って。

今の苦しみを過去に遡って口から吐き出していくと、次から次へと忘れていた言葉、場面が浮かんでくる。

自分が傷ついていた言葉や場面達…

それを一番理解して欲しい『母』へ伝えていく作業を何度も何度も繰り返した。

最初は反論されると何も言えなくなっていた自分。

私の気持ちを伝えることによって母が傷つかないか、心配だった。

でも、会社でどんどん気持ちが追い詰められていく。

もう必死に自分の気持ちを伝えるしか、心を保つ方法がなくなっていった。

母のダンガントークの途中で、泣き叫びながら、「違う!そうじゃなくて…」

必死だった…

母は私の事を「理解できない」と言った。

子供の時にもそう言われたのを覚えてる。

だから私は、

「理解しなくて良い。ただ、『そうなんだね。』って受け止めてくれるだけで良い」

と、叫んだ。心から…

そこから母の気持ちと私の気持ちのすり合わせが始まった。

Oさんに言われていたのは、

今や、その当時の自分の気持ちを伝えることと、その時の母の気持ちも聞く(知る)こと。

"受け止めるだけで前に進むの?"

母はそこが理解できず、いつもアドバスを私にしていた。

でも私はそのアドバスに、"今の自分ではダメなんだ…"と、毎回心が潰された…

私が感じていた気持ちを伝えることにより、母は、"自分の思いとは真逆の気持ちにさせてしまう"事実を知った。

私は、自分と母の距離より、兄と母の距離の方が近いと小さい頃から思っていた。

しかし母は教えてくれた。

「お兄ちゃんは男だから、理解できないし、あれこれ強制してはいけないと流してたの。でも、あなたは女の子だから、"絶対に守りたい!"という気持ちで必死だったのよ。

他人から傷つけられないように、必死だった。

あなたを守りたかった…。

でも、結果はお兄ちゃんくらいに流していた方が、あなたは傷つかなかったんだね。」

私は心の奥底から泣きじゃくった。

母の愛が、ポッカリと空いていた私の心の穴に流れ込んで溢れた。

胸が暖かくなった。

「こんな所まで深く話したのって、初めてだね。」

母は言った。

まずは母に受け止めてもらえたことで、しばらくは心穏やかに過ごすことができた。

しかし、しばらくすると、また別の感情が…

私の担当業務の事で、他グループから持ちかけられたミーティングの場で、興味無さげの有り得ない態度を取った。その場の全員、唖然とした。

前々から、私の仕事には関わりたくない感じの上司。

でも、今回の事は気持ちがやりきれなかった。

深堀をして見えてきた感情。

『努力を誉めて欲しい!』

『理解して欲しい!』

誰に…?

私は夕方、すぐさま母に電話。

「今日はどうした~」

母の第一声。

話しやすかった。

また伝えると母は、

「この前は『理解できない』って言ったけど、あなたの気持ちを聞いてから、あなたが言っていたこと、ちゃんと理解できるよ。

あなたに何を言っても怒る。だから言わないようにすると、今度は『聞いてるの!?』って怒る。

"私はどうすれば良いの!!"って思ってたけど、やっとあなたの気持ちが分かったわ。これで、私なりにあなたに気を使っていたけど、何でも言っていいと分かって良かったわ。辛い思いをさせてたね。ごめんね。」

上司の事、まじでどうでもいい~(笑)(笑)(笑)

私がしたかったこと、

こうやって、母に愚痴を言ったり、たわいもない話をしたり…

それだけで幸せ…

そして母にお願いをした。

「私誉めて欲しいの(笑)。メールで、私の凄いところ、好きなところを書いて送って~。メールで貰えたら、何度でも読み返せるから(笑)。」

でも直ぐには来なかった…

あれ???忘れちゃった?

二日経ってメールがきた!

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あなたに宿題を出されていろいろ思い起こしているうちに気がつきました。

あなたが何回も何回も私に訴えていた「私は認めてもらえてなかった󾌼。誉めてもらいたかった󾍀」と言った事の意味に。

今ごろ反省ですが、確かに誉めてなかったと反省していたので、すぐにメール出来ませんでした。

あなたの長所の1つに行動力があると思います。耳学問ではなく、体験→納得→習得という学習方法を誉めることなく「危ない」とか「ダメ」とか言ってたと思います。

よその子だったら、「行動力があっていいね!」と無責任に誉めたでしょうね。

私はあなたを守っていたと思っていたけど、私がいいと思うやり方を強制していただけだったかも…と。

守っていたのはあなたではなく自分だったのかな?と。

あなたは小さな時から手がかからず、何となく出来ていたので、出来る事は当たり前と思ってしまい「すごい!もう出来るの?!」と言う声かけはせず、出来ない事に一生懸命になっていたみたい。だからかける言葉も、叱咤激励。

辛かったでしょうね。ゴメンね。

でもあなたの凄いところは、そんな私を「大好き」って言ってくれた事。有り難うm(__)m

優しい心を持ってくれて、ありがとう。

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両の目から、涙がすーっとこぼれた…

そして、"終わった…"と感じた。

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