編曲の最終打合せに行った時に
編曲してくださった先生と話した数日後、
自分の中の曇りがとれた。
毎回、次のステージに行く時に感じるこの感覚。
スカッと晴れ渡るような気持の良さ。
なんか最近、自分の歌がのっぺりな感じがしていて嫌だったが、
先生の言葉で、
「あっ、良いんだ。感じるままに出していいんだ。」
とストッパーが外れ、歌ってみると、なんともいえない気持の良さ。
「この気持ち、懐かしい。」
そんな体験から分かったことが、
『成長軌道』
まだハッキリと体験立てて言えないのだが、
『元々生まれた時から持っている感性』と『技術』の2軸があり、
この2軸が良い具合に絡み合うと爆発的なものが出せる。
しかし、『技術』を身に付けるには時間がかかる。
「本当に歌いたい!」と想い始めてボイトレに通い約3年が経った。
通い始めは圧倒的に『技術』の無さを痛感しての始まりだった。
【過去のブログ:『自分の歌声を取り戻したい』】
それ以前は『感性』だけで楽しみ、『技術』はあまり意識していなかった。
通い始めて、まず始めは『感性』がONになっていて、
そこからしばらくの間『感性』OFF、『技術』ONの状態に。
両方同時にONはできないらしい。
その間、『感性』がOFFだから気持ちよくなかった。
けれど、ここにきて一度『技術』OFFの時が来たようで、
先日の先生の言葉で、
『技術』OFF、『感性』ONに切り替わった。
『感性』のままに歌ってみると、本当に気持ちがいい。
心が別世界へと飛んでいく。
音楽に包まれ、愛が溢れた世界でうっとりと浸れる。
でも、びっくりしたのが、『技術』がOFFだけど、
最初の頃には戻らない。
『技術』が向上したまま、入れ替わった。
『技術』を磨く間は『感性』がOFFになってしまうのでとても苦しいが、
『技術』を磨くためにはそれが必要で、
それでもやり続けていればいつか入れ替わる時が来る。
その時には『技術』を伴う『感性』で出せるので、
大きく飛躍できる。
そんなことが理解できた体験だった。
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