『実は、内向的な人間です』 ~いや、知っている人は知っている~

先日書いた、

「違い」は楽しい】に登場させた ↓ の本について,


『実は、内向的な人間です』

ナム・インスク (著), カン・バンファ (翻訳)



私と同じ行動をとっていたり、出来事が起こった時の反応が同じだったり、

クスクスの笑いが止まらず読みました。




本に登場する言葉を使わせてもらうと、

家を一歩出るだけで、「社会性スイッチ」をONにするエネルギーが必要となる。

そのエネルギーをなるべく最小限にする目的もあり、

私は朝の「散歩」を今年の春過ぎから取り入れた。


毎日、何回も押されている自宅のスイッチと、

もう何十年と住まわれていない家のスイッチでは、

スイッチの硬さが違うことを経験したことはないだろうか。

後者の方は力がいる。

まして、力を入れてスイッチを押し、ONになったと思いきや、

そのまま壁にめり込んでしまう始末・・・

なんてことも。




今年の春頃、「私はこのまま引きこもるな・・・」と感じた。



私には引きこもり要素があるのを薄々自覚はしており、

そしてその行動の先には、自分の在りたい姿、未来、には繋がっていないことも

分かってた。

だから一生懸命「社会性スイッチ」をONにし、

休息をいれながらでもスイッチを入れ続けてきた。


しかし春頃、仕事が一段落したので長くスイッチをONにしなくていい生活を送ると、

今度はスイッチを押すのが恐くなる。

そして自分の、ぬくぬくの繭(まゆ)に閉じこもる。

繭に閉じこもっていると、ホッとする。

安心・安全な場所。

でも、時が経つにつれ、心がモヤモヤし始める。

やっぱり、ぬくぬくで、ホッとするけど、

先には繋がっていないことを嫌でも感じさせられる。



そして春過ぎに、思い切って繭から出て、スイッチをONにする練習から。

それが、私には「散歩」だった。

最初は怖かった。

「散歩」といっても、人とすれ違う。

それだけでも、感じることはたくさん。



<遠くに人影が見えたら、>

”あっ、こっちに、あと何十秒後かですれ違うかも・・・

挨拶はした方がいいのかな。でも、嫌な人もいるよね・・・。

私のように、自分の時間を他の人に邪魔されたくないって思う人もいるよね・・・

でも、人と人とが交差する時にさいさつしないなんて、なんか寂しいよね・・・

うわっ、来る!早く自分の行動を決断しないと!!!!!

目線はどうしておけばいいんだろう。。。。

もう気付いているオーラ出ているよね!

それでも何気に知らんふりな顔をしておけばいいのか!?

目線は直前で気づいた程にしておけばいいのか!?不自然か!?

ーすれ違うー

あ。。。何も言えなかった。。。。無視した感じになっちゃった・・・・”




<また次の人影が遠くに見えたら、>

ー上の葛藤をまた同じように繰り返しー


向こうだって私のように人が来るたびに色々考えないといけないから、

私がここを歩いているの、迷惑って思うよね。。。

(私が思うように)





なんて心の葛藤が、「散歩」するだけで巻き起こる。

家の外に出るだけでクタクタだ。。。



ある日、夫と一緒に散歩をしていると、

また遠くに人影が。

夫に、上記の葛藤の末、どうしたらいいのかを聞くと、

「人なんて関係ないじゃん」

の一言。


シンプル過ぎる。。。。



やっぱりそんな人間もいる。

私とすれ違う人間が、こんな人間かもしれない。

すれ違う相手に対して何も考えていない。



私はそれ以降、恐怖心を拭い去るため、

散歩中は以下の考えにすることを意識した。

・すれ違う人間は何も考えていない。だから、自分も相手のことは考えなくていい。

・私には、この道を歩く権利がある!

(これ↑、幼いころからの私の思考のクセ。「自分はこの世に存在していてはいけないのでは?」という、深く刻まれたもの。過去生に何かあったの?(笑))




そうやって、日を増すごとに、段々と外でも自分に集中できるようになってきた。
また取り戻してきたぞーーー!



元々が「内」にいく気質なので、
その流れに身を任せていてはいけない。




自分が乗っているロボットの機能、操作方法をトライ&エラーを繰り返す中で知り、

操縦していくことが大切。

(詳しくは、過去の記事:【人生は『人間』というロボットを操縦すること】)

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