「感性」を外に表現しない弊害

私はカウンセリングで「感性」が高い人に良く会います。


なぜなら、感性が高い人は自分の特性をよく理解していないと苦しむからだと思います。

なのでカウンセリングにいらっしゃるのでしょうね。


ご自身の特性が理解できていないと(受け入れていないと)、

一般的な組織で苦しみます。



目の前の仕事が嫌になってしまった。

今の人間関係も嫌だ。

もう、全く別の世界へ行きたい。

今すぐ、ここから飛び出したい。


となりすぐに転職を考えがちですが、

一番見ないといけない「大切な問題」はそこではないことが多いのです。


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ちょっと余談。

まず、「感性が高い人間」とはどういうことを言うのか説明したいと思います。

言葉=楽器に例えて説明しますね。


多くの人は『ピアノ』を心の中に持ち、自分の感情・感覚をピアノを奏でて表現します。

その人の中に存在する楽器が『ピアノ』だけであれば、そのピアノを奏でることができれば、スッキリします。多くの人はピアノだけを奏でるので、ピアノの弾き方のお手本はそこら中にあります。

しかし「感性が高い人間」は、心の中に『ピアノ』以外の楽器が存在します。『バイオリン』『フルート』『ギター』『ハーモニカ』などなど。

ピアノの弾き方は分かったけど、その他の弾き方が分からず、苦しみます。

「感じるけど言葉が見つからず外に表現できない(ピアノ以外の楽器を奏でれない)苦しさ」に苦しみます。


私も以前はそこで苦しみました。

言葉で表現できる(=外に出せる)ことって、本当に凄いのです。

苦しみが減ります。


そういう方は、心の中に『バイオリン』を持っている人、『フルート』を持っている人に出逢い、弾き方を教わる必要があります。

私の以前書いたブログに、その真っただ中の気持ちを書いたブログがあったので載せておきます。

自分との折り合い



過去のブログと久しぶりに読み返して懐かしく感じました。

今の自分とは全然違う。

私はこんな自分を経ながら、今の自分へと辿り着きました。


カウンセリングの時に私はよく下記のようにお伝えします。

「今の私を見て、『この人だから出来るんだ・・・』と思わないで欲しいです。過去のブログを読んでもらえば、自己肯定感低すぎ、他者と上手くできない私の、戦い真っただ中の記事がたくさんあるから。私はそこから這い上がってきたんだよ。」



私は

『人は変われる』

ということを知っています。


あとは、そこに本当に変わりたいと心の底から思っているかどうかだけ。

「自分を変える」ための必要手順と要素

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話を戻しますが。


「大切な問題」とは、

《その感性で感じた、『言葉で表現しにくいもの』をどう外へ表現していくか》



私みたに音楽で表現したり、絵で表現したり、言葉をたくさん吸収したら文字で鮮やかに表現できるようになったり。

いわゆる芸術分野。

分かりやすい芸術ではなくても、仕事でも芸術性はあります。

「あの人が作るレポートは分かりやすい、見やすい、何か心に響く」など。



外へ表現できるようになってくると、今いる世界も見え方が変わってきます。

今までは2色刷りの世界だったのが、色鮮やかなフルカラーの世界に見えてきます。


そして人によっては、「自分の在りたい未来」が見えてきて、その道へと続く場所への転職をするかもしれないし、表現できる場所(部分)が見つかれば、今の仕事でも満足できるようになってくることもあります。



「感性」は天から与えられた、かけがえのない才能です。



■凛貴カウンセリングHP

https://voice-of-the-heart.amebaownd.com/


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